のんびりいこうよぉ

障害児の父です。障害者関連、スーパーセブンとW650、プラモデル作成、そして福岡出身なので福岡ネタが大好きなアラフィフMBAホルダー。

私とケーターハムスーパーセブンの出会い<完>

前回は初めてセブンのショップに行って全く相手にされず失意のうちにアパートに帰ることになったところまで書きました。

今回はセブンを買うまでの話を書きたいと思います。

まずは家だよ

前回も書きましたが、社宅の屋根なし月極駐車場にセブンを駐車することに不安があったので家を買ったあとでセブンを買うことを計画していました。

なんでアパートっていう選択肢が入ってないのか疑問に思われるかもしれません。

この時すでに次男坊は成長曲線から少し外れていたので小平市の産後ケア事業の一環で市から派遣された助産師さんから検査入院を勧められました。検査の結果で病院の医師から障害を持っていることが疑われると遠回しに示唆されたので足音とかで階下の人と揉めるのも嫌だなって思い、アパートではなく家を買うことにしました。

あとは家を買う時期をいつにするかということですけど、私が勤めている会社のルールと年齢、そして子供の幼稚園のことがあり考えた末に子供が幼稚園に入る前に別の場所に引っ越しをする決断をしました。

もちろん、この話は私が独断で決めたことじゃなく、相方とも話をした結果です。

そして建売住宅か注文住宅にするか悩みましたが、それぞれに長所と短所があり結果的に注文住宅にすることにしました。ハウスメーカーは従兄弟が務めているところに決めました。

そこで早速三鷹にあるハウスメーカーに行って話を聞き、宅地候補を後日連絡してもらうという約束をしアパートに帰りましたが1週間待っても連絡が来ず、2週間まっても連絡が来ず、3週間待っても何の連絡も来ずってなったので、一体どうなっているのか確認の電話をしました。

それからも全然音沙汰がないので、本当は使いたくなかったけど親戚パワーを使いました。

そうでもしないと子供が入園する幼稚園の候補も絞れないし、手続きが遅くなると結果的に幼稚園の定員オーバーで入園できないってことになると、また考えないといけないことが増えるので、とにかく早く家を建てる場所を決めたかったんですよね。

その後は担当者が支店長にかわり、そこからは鬼のような速さで色々なことが決まっていき、今住んでいる所に家を建てることができました。それと並行して子供の幼稚園を決めて入園手続も済ませたり、引越しの手続きをしたりと大忙し。

そして家も経ち引っ越しを終えて、子供も幼稚園に入園し落ち着いたので家を建てた時に一緒に建てたガレージに入れる車を選ばないとね。

ちなみにガレージといえば、ビルトインガレージつまり居住用の家と同じスペースにガレージを設けシャッターをつけるタイプと、独立型ガレージと呼ばれる居住用の家と別棟でガレージを建てる方法があります。

本当はビルトインガレージにしたかったのですが予算的なこと考えて独立方ガレージを選びました。独立型ガレージを扱っているガレージメーカの商品を見ているだけでも、これも良い、あれも良いってなって決めきれません。どんなガレージにしたいか、それだけで現実を忘れて妄想は膨らみますよね。

今に至っては記憶が定かじゃないけど確か最終的にはヨドコウのラヴィージュにしたと思います。

何を買う?どこで買う?

ガレージの内装も少しおしゃれにしたいなって考え、左右の壁には断熱材を入れて石膏ボードを貼り、その上から漆喰を塗りました。

ガーレジの奥は磁石とか使うかもしれないので手をつけていません。

そんな感じで家を建てて子供の入園式やら、新しい土地に慣れるために色々やっていたら気が付けば引越しして3ヶ月が経ってました。

やばいセブンを買う当初の計画が遠のいている。

実際は中古で出ているセブンの情報をネットで検索する日々を過ごしていました。

欲しいのはローバーKエンジンを乗せたR500です。

そして今でもそうですがローバーKエンジンを載せたR500って出物が本当に少ないんです。

なので気長に待つしかないし、その間に少しでもガレージを自分が気にいるように手を入れていきたいなって考えていました。

ところが。

ある日、いつものようにネットでセブンの出物を検索していると、NEST-PITという長崎にあるセブンを扱っているショップにヴォグゾール・レーシングエボリューションが出ていました。そして暫くすると今度はJPEが売りに出てました。

ヴォグゾール・レーシングエボリューションとJPEは同じ英国のSWINDON Rcing Enginesというレースエンジンを作ってるところでチューニングされたC20XEというエンジンを搭載したモデル。

チューニング前のオリジナルのC20XEはオペル・アストラGSi-V16で使われいました。

そもそもC20XEはF3ベースのコスワース製(1994年以降はコスキャスト製)2.0LDOHCエンジンで150馬力出ていました。

それをSWINDONが250馬力までチューニングしたものがJPEやレーシングエボリューションの載せられました。

このJPEとレーシングエボリューションの大きな違いについては私も詳しく知りませんがブランディングを除けば、わかりやすいところではヴォグゾール・レーシングエボリューションは6速ミッションで、JPEは5速ミッションです。他にも燃料タンクの取り付け位置と形状が異なります。多分フレームも違うとおもますけど、これは定かではありません。

R500が欲しいけど、JPEも良いし、ヴォグゾール・レーシングエボリューションも良いよなって思ってしばらくの間眺めていました。

ところが数週間後、ヴォグゾール・レーシングエボリューションがSOLDに変わってました。

まじかぁ。

この頃、気持ちはR500から完全にJPEに切り替わっています。

でも、現車は長崎だよな。現車を確認するのに飛行機代もかかるし、見たところでどこが悪いなんてわかるほどの知識や経験もないしな。

でもギャンブルで買うには値段も値段だしな。

なんて感じで1週間ほど悩んでました。

でも中古車なので買ったあとに壊れるかもしれないし、そこは運だよねって割り切るしかないし、いつまで悩んでも合理的結論って出ないんだよね。

あとは欲しいか、欲しくないかだけ。

ってことで長崎にあるNEST-PITに電話して購入しました。

今から16年前、2007年7月17日のことです。

NEST-PITの社長の久間さんと奥さん二人で長崎から運んでくれました。

前日夜からワクワクしてベットの入っても全く寝付けなくて1時間おきくらい位に時計を確認してました。もうすぐ岩槻の陸運局に着くっていう電話が9時だったか10時ごろに久間さんから電話があり「こっちで書類の処理が終わったら家に向かいます」ということで、もぉワクワクは最高潮です。

そしてセブンを乗せたローダーが家に着いた時はヤバかった。

その後、久間さんと少し話をして、助手席に久間さんを乗せて家の近くを走りながらレクチャをしてもらいました。

そして、この日から趣味車生活が新たに始まりました。

久間さん、本当に大変お世話になりました。

今でも楽しくJPEに乗ってますよぉ。

当時のガレージの様子

追伸

当時NEST-PITは長崎でロータスやケーターハムなどの英国車をメインに扱っていましたが、この数年後に福岡に店を移し、規模を大きくしてUKスポーツカーズとしてロータスを中心に英国車を扱うショップをされています。