のんびりいこうよぉ

障害児の父です。障害者関連、スーパーセブンとW650、プラモデル作成、そして福岡出身なので福岡ネタが大好きなアラフィフMBAホルダー。

次男坊の成長に寄り添うチームの力

先日、相方が次男坊が通う特別支援学校の先生と個別面談を行った際に、次男坊のことを先生から聞いて家の中が少しハッピーな雰囲気になりました。

うちの次男坊ですが発語がありません。かといってこちらがいっている事を全く理解していない訳でもなく、簡単なことなら理解して行動してくれます。例えばトイレのドアが開きっぱなしだったり、トイレの電気がつきっぱなしなときに「電気を消して」とか「ドアを閉めて」と言うと電気を消したり、ドアを閉めたりします。

ただ尿意、便意があってもそのことを正確に伝えてくれないので未だにオムツが取れません。なので、こちらが時間を見計らってトイレに連れて行く感じです。

あと食事に関しては介助が必要で、私か相方がスプーンでご飯をすくって茶碗のところにスプーンを置くと、自分で手にとって口に運ぶことはできます。ただ朝とか時間がない時は私達がスプーンにすくって、そのまま口に運んでしまいます。自分でできることは自分でやって欲しいので、そこは大いに反省です。

着替えに関しても介助が必要で、次男坊の前に上着を横に広げて手を通しやすくして構えると上着に手を突っ込みます。そこからは自分で手を袖に通したり、首を通すところまではします。ただそうすると服が胸付近で止まっているので、私か相方が服を下ろします。ズボンに関しては裾に両足を介助者が通す必要があって、そのあとは自分でズボンを腰付近まで上げます。しかしズボンがきれいに上がってれば良いけど、お尻につっかえて上がりきってないことが多く、その時は介助者がズボンを上げてあげる必要があります。

また歩行については問題なく歩けます。しかし段差を立体的に視認できないみたいで道路の模様が変わると段差があると勘違いして急に足が止まります。また階段などは手すりがあれば自分で手すりを伝って上り下りできますが、手すりがないと誰かが手を引いてあげる必要があります。

そんな感じで割りかしできることと、できないことを把握しているつもりでしたが、相方づてに学校の先生から給食時の次男坊の様子を聞くと、学校ではどうやら右手でスプーンを握り、左手でお皿を抑えてスプーンですくって食べているようです。もちろん先生が多少手を添えて誘導しているところはあるようですが、それでもスプーンを自分で握ってご飯を食べている次男坊なんて家では想像できないので話を聞いて凄く驚きました。

また家の玄関を出たところに2段くらいの段差があります。その段差を上り下りするときは、段差の脇にあるポストを手すりがわりにして上り下りしています。段差を上る時は嫌がる素振りは全く見せないのですが、最近段差を降りるのを凄く嫌がるので何かあるのかなって思ってました。

それについても面談の中で次男坊は左側に手すりがあるときはスイスイ階段を上り下りするけど、手すりが右手側に来ると途端に足が止まるという話を聞き、そういえば家の段差を降りる時はポストが右側にくるので、それを嫌がってるみたいです。

健常児が通う小学校って、先生が子供のできることを伸ばすために、できていない事をどう教れば良いかを凄く考えられていると思います。

そのことは特別支援学校の先生も同じで、子供の”できる”を増やすために、どういった支援をしていけば良いんだろうって凄く考えられているので、そのために子供のことを凄く観察しているんだなって今回の面談の話を聞いて思った。

それと親ってのは子供の安全と健康という観点で観察しているけど、学校の先生は子供のできるを増やすという観点で子供達を観察しているんですよね。

子供のことは親である自分たちが一番よく知っていると考えがちですが、実は人によって役割が違い、役割が違うと視点が変わるって考えると、親と先生、それにデイケアーで介助してくれる人とのチームで子育をしているってことですよね。

これからもチームで次男坊の成長を見守っていきたいと思います。