のんびりいこうよぉ

障害児の父です。障害者関連、スーパーセブンとW650、プラモデル作成、そして福岡出身なので福岡ネタが大好きなアラフィフMBAホルダー。

英国出張の懐かしい思い出

今朝、これまでBS11で放送されてたのを録画していたミス・マープルを見ていました。

アガサクリスティのミス・マープルも好きなのですが名探偵ポワロも好きです。

このアガサクリスティーのミステリードラマは時代背景が古く、それらのドラマで使われている車も私を楽しませてくれています。例えば名探偵ポワロに出てくるヘイスティングスが乗っているLagonda 2 Litre Low Chassis Tourerはカッコいいですよね。

話が脱線したので元に戻しますが、今朝ミス・マープルを見ているとちょっと懐かしい記憶が蘇ってきました。その記憶というのはある紳士とマープルがエレベータに乗り合わせ、その紳士がマープルに「2階ですか?」と尋ねます。

マープルは「ええ」と言って頷き、シーンが切り替わります。

 

そうしておもむろにエレベータの「1」を押したのです。

 

マープルは2階に行きたいのにエレベータの「1」を押す。

一見すると何かのジョークか嫌がらせのように感じるかもしれませんが、英国のエレベータでは1階が「G(グランド)」になります。そして2階が「1」、3階が「2」というようになっています。

ちなみに同じ英語圏アメリカは日本と同じように1階は「1」、2階は「2」です。

仕事で何回か英国のマンチェスターに行ったことがありますが、慣れればそうでもないのですが、当初はびっくりしました。

他にもエレベータも英国英語ではリフトと言いますが米国英語ではエレベータです。映画は英国ではフィルムと言い、米国ではムービーと言います。映画館も英国はシネマ、米国はシアター、ガソリンは英国はペットロール、英国はガス、電話は英国はリング、米国はフォンやコールと言います。

車関係で言うと英国英語ではボンネットと言い、米国英語ではフードになりますし、英国英語ではブーツが米国英語ではトランクと言います。しかし日本ではボンネットとトランクと言うのが一般的だと思います。これもボンネットは英国英語、しかしトランクは米国英語と両国の言葉をごちゃ混ぜに使っています。それは日本語ではカタカナ表記は外来語を表していると認識しつつも、どこの国の言葉かまでは理解してないからだと思います。

他にも紹介し尽くせないくらい意味は同じだけど違う発音をする単語があります。

英国の英語がアメリカに伝わったので英国も米国も同じ英語だと思われるかもしれませんが、実は似ているけど微妙に違ったりします。

そして世界的には米国英語が主流かと思われるかもしれませんが、実は英国英語が主流といわれています。その理由は大航海時代に英国が多くの国を植民地にしたためだったり、英国人が入植し英語を広めたためとされています。

あと余談ですが日本ではイギリスって言いますが、我々がイギリスと言っている国は正式には「グレートブリテン及び北アイルランド連合」を指し、英語ではUnited Kingdom of Greate Britian And Northern Irelandと言います。まぁ、国際的には略してUKと表記される場合が多いです。ちなみに日本はJPNと略式表記されます。

とまぁ車のことについて書く機会が多かったのですが、今回は約15年前に英国に出張した時のことをエレベータの逸話から、そういえばこんなこともあったなと懐かしく思い出した次第です。