中学生の時に週刊少年ジャンプに出会い、よろしくメカドックで自動車が動く原理に興味を持ち機械工学科で内燃機関について勉強したくて大学へ進学し、そこでヤングジャンプに掲載されていたGT-romanを読みクラシックカーに興味を持つようになったところまでは前回書きました。
今回は私が初めてセブンを見た時の話を書きたいと思います。
小平市を疾走するセブン
結婚した当時は会社が社宅として借り上げたマンションに住んでました。
住んでいたアパートの近くを相方と散歩している時にブックオフを発見し、店の中を見て回っているとGT-romanが歯抜け状態で売られていたので思わず手に取ってレジに並んで買いました。買ったのは良いけど歯抜けなので、そこから色々なところでブックオフを見つけるたびにGT-romanを探して1年くらいかけて揃え直しました。
懐かしさのあまり、何回も何回も繰り返し読んだな。
もぉ、GT-roman最高!
そんな時に、目の前を赤いセブンが走り去って行くわけですよ。
「なんじゃ!あの車は!」って感じで、大慌てで家に帰ってネットで調べたら、既に閉鎖されていますがフレイザーFC4というセブンに載っているゆーじさんのホームページにたどり着くことができました。
フレイザーFC4?
GT-romanに出てきたのはロータスセブンとケーターハムスーパーセブンだけです。
そこにフレイザーFC-4という新しい言葉が突然現れたわけです。
セブンって一体なんなの?
フレイザーFC4ってのを更に調べるとフレイザーというメーカーから発売されているカプチーノのエンジン(F6A)とミッションを搭載し、足回りはリアにカプチーノの独立サスペンションを乗せた軽規格のセブンみたい。発売は2001年8月です。
今でこそケーターハムから160や170というモデルでカプチーノエンジンを採用した軽規格のセブンがめちゃくちゃ売れていますが、一番初めに軽規格のセブンを販売したのは実はフレイザーなんですよ。
話は少し横にそれましたが、セブンといえばロータスセブンもしくはケーターハムスーパーセブンしか知らなかったのに、新たにフレイザーというメーカーからもセブンが売られているらしいということを知りました。
もっともっと調べると実はロータスセブンの形を模倣したセブンが色々なメーカーから発売されているらしい。その一つがケーターハムであり、フレイザーということみたい。他にもバーキン7、タイガー6などもありました。日本からは光岡がロードスターのエンジンを使って販売してました。
ネットに飽き足らず
セブンに興味が出てきたらネットに飽き足らず本を買い漁るようになりました。
まず買ったのがその名もズバリ、スーパーセブン、クリス・リース著で宮地浩之・石川達/共訳です。この本にはロータスセブン・シリーズ1からケーターハム・スーパーライトR500までが扱われています。2006年6月23日に発行されたものです。この本は本当に穴が開くくらい何回も何回も読み込みましたね。
次に買ったのがスーパーセブン・オーナーズバイブルです。
この本はロータスからケーターハムの歴史と、どんなモデルが発売されてきたかが簡単にまとめられており、尚且つセブンのメンテナンス方法について多くのページを割いて書かれています。特にローバーKシリーズのエンジンの組み立て方などはメカ好きの私にとって栄養分以外の何者でもありません。定価は8,000円なのにAmazonでは20,000円で売られていたのでビックリです。
そして定番のI LOVE SEVENです。
この本もセブンについての情報が満載です。
こういう感じで小平で見たフレイザーFC4からネットで情報を漁り、それに飽き足らずに本を買いって徐々にセブン熱が高まっていった感じです。
なので初めからセブンが欲しいとは思っていなかったんですよね。今にして思えば、あの赤いセブンを目にしたところから全ては始まったように思います。
正直、私という人間は結構飽きっぽいんだけど実際に手にしても未だにセブンに飽きません。
セブン最高!