のんびりいこうよぉ

障害児の父です。障害者関連、スーパーセブンとW650、プラモデル作成、そして福岡出身なので福岡ネタが大好きなアラフィフMBAホルダー。

LINK ECU調整に関する質問への答え

ワンチャン、明日朝んぽに行くことを考えてLINK ECU調整用にPCの充電をしてます。

そうしたところ、こんな質問をいただきました。

素人質問で恐縮です💦
車を動かすのに、パソコンが必要なのですか??

先に答えを書くと、私の場合は動かすためにパソコンが必要なのではなく、最適な状態に調整するためにパソコンが必要なんです。

 

パソコンの説明をする前に、まずエンジンについて超簡単に説明します。

エンジンを動かすのに必要なのはガソリンと空気です。このガソリンと空気が混ざった状態のものを混合気と言います。この混合気がエンジンのシリンダー内に吸い込まれ、ピストンで圧縮されたのち、プラグで火をつけると混合気が爆発します。この時生じた爆発エネルギーでピストンを押し戻します。この直線的にピストンが押し戻された力をクランクと呼ばれる部品で回転運動に変えて、その回転運動をタイヤに伝え車は前に進みます。

余談ですが、こう言ったエンジンをレシプロエンジンと言います。レシプロエンジンの他にどんなタイプがあるかというとロータリーエンジンというのがあり、代表的な車としてはマツダRX-7などが有名ですよね。

 

話を戻して、この爆発エネルギーが強ければ強いほどエンジンの出力は高くなります。

またエンジンには論理空燃比というのがあり、空気14.7gに対してガソリン1gの比率で混合されると一番効率が良いと言われています。

普通の車はメーカーが販売する時に論理空燃比になるようにエンジン・コントロール・ユニット(Engine Control Unit:略してECU)を最適な状態で調整し出荷してています。

ところが私のスーパーセブンは13年前にエンジンO/Hのついでにフルチューンしているので、元々ついていたウェーバアルファ製のECUでは、その性能を発揮できないためLINK製のECUに交換しています。

そのため論理空燃比になるように自分でLINK ECUのパラメータを調整する必要があります。そしてECUのパラメータを調整するためにWindowsPCに調整用のソフトをインストールしています。

LINK ECUを交換した時にショップの人にある程度走れる状態まで調整してもらっています。

今私がやっているのはそこからの微調整です。

具体的にはエンジンの回転数とアクセル開度に応じたガソリン噴射時間のパラメータを調整しています。噴射時間が長いと論理空燃比が14.7よりも低くなりガソリンが濃くなり、逆に噴射時間が短いと14.7よりも大きくなりガソリンが薄い状態になります。

このグラフの横軸はエンジンの回転数(rpm)で、縦軸がアクセル開度(%)になります。一つのマスに上下に数字が入っていますが、これは比較モードと呼ばれるモードで表示しており、上段と下段の数値の比較を行なってて数値が異なるところが赤く表示されています。

こう表示させることで調整前後を比較することが容易になります。例えば上段が調整後のパラメータで、下段が調整前のパラメータを選択すれば、赤枠のところが調整後に変わったところとなります。

そして車に空燃比計がついっているので、回転数とその計器を見ながらガソリンが濃い、薄いを見ることができます。ただ運転中だと頻繁に見るのは危ないのでECU内のメモリに走行ログを記録させておき、必要に応じてログをダウンロードし状態を確認することもできます。

このグラフは黄色が空燃比を示しています。ちょうど真ん中あたりが論理空燃比14.7になります。また黄緑色がアクセル開度(%)になります。そして水色がエンジンの回転数(rpm)です。一番下の紫の折れ線グラフは水温になります。

この黄色(空燃比)、黄緑(アクセル開度)、水色(回転数)の折れ線グラフを見ながら、上の回転数とアクセル開度の表の燃料噴射時間を調整しています。調整したパラメータをECUに反映させるためには、更新したパラメータをECUに書き込ませる必要があります。

また走行中に直接パラメータを修正することもできますが、これは助手席で人が操作しながらじゃないと調整が難しいですね。走りながら自分で調整するって「ながら運転」ってことなのでマズやっちゃダメなやつですよね。