今日は特別支援学校高等部3年に通う次男坊の運動会を見に行って行きました。息子が通っている高等部は1年生から3年生合わせて60人くらいです。
特別支援学校というのは視覚障害児、聴覚障害児、知的障害児、肢体不自由者に対して幼稚園・小中高に準ずる教育を行うとともに、生活上の困難を克服し自立を図るために必要な知識技能を授けることを目的とした学校です。
特別支援学校に通っている子どもたちは個性の塊で、誰一人同じような子供はいません。オンリーワンな集団です。なので子供達一人ひとりできることが違います。そんな子供たちの運動会ってどう言うのを想像されます?
私は子供が3人いて、真ん中の子が特別支援学校に通う障害児です。一番上と下の子は大学1年生と小学校4年生のです。なので健常児の運動会というのも見ていますし、私自身も経験してきました。
例えば健常児の運動会でリレーがあったとします。この時の1位とビリのチームの差ってどれくらいですかね。恐らく1位のチームがゴールして5秒以内にはビリのチームがゴールするんじゃないでしょうかね。
ですが、特別支援学校の子供がリレーをすると1位のチームとビリのチームで一週くらい差が出るんです。学校の先生がメンバーの走力を見てなるべく差が出ないようにチームを作っても1周くらい差が出ちゃうんです。
でもリレーを見ている人は、たとえ1周差がついても、誰もそのことについて笑ったりすることはありません。むしろ、結果がどうあれ、投げ出さず最後まで諦めず精一杯やり切ったと言って拍手します。もちろん私も精一杯大きな音が出るように拍手しました。
それは保護者側がどこかでこの子はここまでくらいしかできないんだろうという線をひいてて、それを子供たちが超えてくるんですよね。
他にも走るのが早い子がゴールしても、走らないで歩く子もいます。そう言った子供に対しては学校の先生がゴールラインを手前側に持ってきてた場面もありました。それは時間がかかるから急かすためにゴールラインを動かしたのではなく、その子の頑張りに応じて出来る限界点がここだろう見極めたうえでゴールラインを動かしたのだと思います。
みんなと同じゴールをするのが目的ではな、その人の頑張りに応じたゴールがあってもいいじゃないかと考えさせられました。
特別支援学校の運動会で色々な発見があって、私自身も凄く刺激をもらえて凄く良い運動会でした。
昨日の次男坊のお弁当。
朝5時半に起きてチャーハンと、チキンカツ、ポテトフライを作り、デザートにバナナを添えて完成!なんと完食してくれてました。
父ちゃん、嬉しいぜ。