のんびりいこうよぉ

障害児の父です。障害者関連、スーパーセブンとW650、プラモデル作成、そして福岡出身なので福岡ネタが大好きなアラフィフMBAホルダー。

近所の床屋と、伝わらないパーマの話


いつも通っている床屋がある。

そこはちょっと不思議で、細かい注文をしなくても「雰囲気」で伝わる。

「いい感じで」
これでちゃんと仕上がる。

パーマも同じだ。

「パーマかけたいんだけど」と言えば、「はい、わかりました」で進んでいく。

正直、どんなふうにパーマをかけているのか、自分でもよくわかっていない。

でも、ちゃんと仕上がるからそれでいいと思っていた。

そんな前提が崩れたのが先月の話。

4月。

新生活シーズンで、どこの床屋も混んでいそうな時期。

いつもの店を避けて、家から一番近い床屋に行ってみた。

店に入って、いつも通り言う。

「パーマかけてください」

すると返ってきたのは、
「どういう感じにしますか?」

……あれ?

いつもの店ではこれで通じるのに。

なんとか言葉を絞り出して、
「ツーブロックでオールバックな感じで」

すると、少し間があってから、
「それだとパーマはちょっと難しいですね」

さらに、
「いつものお店でやってもらった方がいいんじゃないですか?」

いや、だから混んでると思って来たんだけどなあ……。

結局その日は、
「じゃあカットだけにしましょうか」
という流れで落ち着いた。

そして今日。
リベンジの日

さすがに“雰囲気”だけじゃダメなんだと学んだので、
今回は対策を用意した。

以前パーマをかけた直後の写真。

これを見せれば、さすがに伝わるだろう。

意気揚々と同じ店へ。

写真を見せて、
「こんな感じでお願いします」
すると、今度は別の方向からきた。

「うち、パーマ用のロットが1人分しかないんですよ」
「今から別のお客さんに使うので、2時間くらい待ちになります」
なるほど。

設備の問題か。
「じゃあここで待てばいいですか?」
と聞くと、
「2時間待つのは大変ですよね。いったん家に戻っていただいて…」

「じゃあ2時間後に来ればいいですか?」
「うちは予約制じゃないので、そのとき他にパーマのお客さんがいたらそちらを優先します」

……えっと。
「じゃあどうすればいいですか?」
「ここで待てばいいんですか?それとも一度帰ってまた来ればいいんですか?」

すると、少し考えたあとで一言。
「いつものお店でやってもらうのも一つの手ですよね」

これ、遠回しに断られてる?
会話、成立してる?

なんだかもうよくわからなくなって、
「じゃあ別の店で切ります」と言って店を出た。

そのまま自転車で、結局いつもの床屋へ。

行ってみると、拍子抜けするくらい空いていた。

話を聞くと、
「GW前までは忙しかったけど、連休に入るとみんな出かけちゃうんですよね」
とのこと。

タイミングの問題だったらしい。

そしていつも通り、
「パーマかけたいんだけど」
の一言で、何も言わずとも仕上がる安心感。

やっぱり、ここが一番ラクだなと思った。

何はともあれ、
無事に髪も整って、結果オーライ。

ただひとつ学んだのは――
“雰囲気で通じる”って、実はかなり特別なことなんだな、ということ。