のんびりいこうよぉ

障害児の父です。障害者関連、スーパーセブンとW650、プラモデル作成、そして福岡出身なので福岡ネタが大好きなアラフィフMBAホルダー。

ひとりじゃない、私たちの選択

4月に特別支援学校を卒業し、次男坊は①生活介護施設Aに通い始めました。

けれど11月ごろから、②相方と私、そして次男坊が2歳のころからお世話になっている③障害者介護事業所の支援相談員さんを交えて、何度も話し合いを重ねることになりました。

過去のやり取りは

障害っ子次男坊 19歳、自己主張はじめました

障害っ子次男坊を『甘やかしてる』って言われるたびに思うこと

この子の居場所は、どこにあるのだろう ― 知的障害のある息子と進路の話

を見てください。

理由は、①の施設から「次男坊の支援を継続するのが難しい」と、遠回しに退所を示唆されたからです。とはいえ、急に言われても、代わりの生活介護施設をすぐに見つけるのは簡単なことではありません。

そこで、4月から開所予定の生活介護施設Bへの通所を前提に、「3月までの間、何かあれば③の支援相談員さんが相談に乗る」という条件で、どうにか年度末まで預かってもらえることになりました。

ところが12月末、状況は大きく動きます。

継続通所ができるようになったはずの①生活介護施設Aから、私たちを通さずに、直接③の支援相談員さんへ「次男坊は手がかかりすぎるので、そちらで面倒を見てもらえないか」という相談があったことを知りました。

仕事の世界では、まず関係者同士で調整し、ある程度の見通しが立ってから当事者に伝える、ということもあるのかもしれません。

ですが、親を通さず、しかも支援放棄とも受け取れる内容だったことに、③の支援相談員さんは強く憤っていました。

「まずは、そちらで次の通所先を探し、それでも難しければ連絡するのが普通ではないですか」と。

①の施設は、運営者の方針がとても明確で、それを受け入れない人や他事業所との関係性がうまく築けていないように、私には見えました。

だからこそ、周囲の施設に頭を下げたり、相談を持ちかけたりすることが、現実的には難しかったのだと思います。

人が自立するために必要なものの一つは、「頼れる先をいくつも持つこと」ではないでしょうか。

依存先を分散させることが、結果として自立につながる。

そう考えると、頼れる先を持てないまま孤立していくことは、誰にとっても苦しいことだと感じます。

そんな中、③の支援相談員さんは、次男坊の支援先を早急に探す必要があることをよく理解してくださり、「ご家族の希望に沿う形で、①を介さずに進めてもよいですか」と連絡をくださいました。

私は、その判断をお任せすることにしました。

12月末、支援相談員さんから「社会福祉法人Kで、月・水・金の週3日なら、3月まで受け入れてもらえます。見学に行ってみませんか」と連絡があり、相方が足を運びました。

1988年設立、30年以上の歴史を持つその施設は、安心して預けられる場所だと感じ、お願いすることにしました。

こうして月・水・金は決まりましたが、火・木の通所先は未定のまま。

そこで、③障害者介護事業所のデイケアサービスで預かっていただけることになりました。

利用時間の調整については、支援相談員さんが市役所に足を運び、障害者福祉課の方と必要書類を含めて丁寧に対応してくださいました。市役所の職員の方も本当に親身で、ただただ感謝するばかりでした。

さらに、4月からは③障害者介護事業所が新しく開所する生活介護施設Bに通うことも正式に決まりました。

その際も、事業所のトップの方が「うちでも何かできることがないか考えます」と、親身に向き合ってくださったことが心に残っています。

そうして、明日1月10日で、4月からお世話になっていた①の施設を退所し、来週から次男坊は新しい環境でのスタートを切ることになりました。

こう言うことになり、①の施設には色々と思うところは正直ありますが、そこの施設を楽しく満足して通っている利用者さんがいることも事実です。

結局のところ、次男坊には「その施設の方針が合わなかった」だけなのだと思います。

会社と同じで、ひとつの場所で働き続ける人もいれば、転職を選ぶ人もいる。

それぞれの人生に、それぞれの選択があるのだと言うことで納得するしかないですよね。

それと同時に、幼いころから次男坊を支えてくれている③障害者介護事業所の皆さん、来週から通う社会福祉法人Kの方々、市役所障害者福祉課の職員の皆さん。多くの人の支えがあって、次男坊だけでなく、私たち家族も安心して日々を過ごすことができています。

今は、そうした方々への感謝の気持ちで、胸がいっぱいです。

来週から新しい環境に合わせて、次男坊だけでなく、私たちの朝夕の時間の使い方が変わってきます。まずは、朝のバタバタした時間をこなすことに慣れないと(笑)